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おとぎ話 Live report

アーティスト写真

メンバー

【メンバー】
G.&Vo. 橋本絵莉子
B.&Cho.  福岡晃子
Dr.&Cho. 高橋久美子

【プロフィール】
2000年4月、橋本を中心に結成。
2002年3月、橋本の高校の同級生であった福岡加入。
2004年4月、福岡のサークルの先輩だった高橋加入、現在のメンバーとなる。徳島で行われたバンドコンテスト「はな・はる・バンドコンテスト」でグランプリを受賞。6月、自主制作のミニアルバム『チャットモンチーになりたい』を制作(※2005年6月の終売まで、約40回のライヴで1,500枚を手売りする)。地元徳島を中心に月5~6本のライヴを行い、関西、関東でもライヴを展開。
2005年11月、ミニアルバム『chatmonchy has come』で、Ki/oon Recordsよりデビュー。12月、「COUNTDOWN JAPAN 05/06」など各地のイベントに参加。
2006年 3月、1stシングル「恋の煙」発売。初の全国ツアー「smoke on the ご当地‘06」を行う。6月、2nd シングル「恋愛スピリッツ」発売。7月、1st アルバム『耳鳴り』発売。7月~8月、「NANO-MUGEN FES.2006」「ROCK IN JAPAN FES.2006」「SUMMER SONIC 2006 OSAKA」「MONSTER baSH 2006」等、各地夏フェスに出演。10月~全国ツアー「耳鳴りツアーなり~2006秋~」(全国16都市17公演)をスタート。11月、 3rdシングル「シャングリラ」発売。
2007年 4月、SHIBUYA-AXでワンマンライブ「チャットモンチーは花よりAX」2DAYSを開催。4月、4thシングル「女子たちに明日はない」発売。6月、5thシングル「とび魚のバタフライ / 世界が終わる夜に」発売。7月、日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「チャットモンチー 日比谷野外大音楽堂 七夕ライヴ ~天まで響け!!~」を開催。9月、6thシングル「橙」発売。10月、2ndアルバム『生命力』リリース。
2008年2月、7thシングル「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」、ライヴDVD『チャットモンチー レストラン スープ』同時発売。3月31日、4月1日、日本武道館にて「チャットモンチー すごい2日間 in 日本武道館」を敢行。大成功に収める。

 演る方も観る方も緊張する「チャットモンチ- すごい2日間 in 日本武道館」の初日。
  デビュー当時から彼女達のライブを観ていたから、超スピードでの武道館登場に感慨もひとしお。と同時に心配にもなる。ギタートリオという最小の編成で挑む姿を想像するだけでハラハラ&ワクワクしてしまう。桜が満開の千鳥ヶ淵を横目に、会場に入って着席。さらにハラハラし、登場を待っていると、突然会場が沸いた。なんとアリーナ後方からメンバーが入場してきたではないか。堂々と客席を通りながら、オーディエンス達とハイタッチなどをかましての登場。"何なんだ、この余裕は!?"。

アーティスト写真 アリーナ中央の特設お立ち台に、こちらにお尻を向けて上がり、クルっと振り向いてポーズを決めるパフォーマンス。もちろん武道館は早くも騒然。さっと台から降り、メンバーはステージに駆け上がる。期待度120%のオープニングだ。サクサク所定の位置につくと、ドカーンとライブが始まった。
  背後の3面スクリーンに、メンバーそれぞれの顔が大映しにされる。ドラム&コーラスの高橋久美子が少し上気した表情をしているが、ギター&ボーカルの橋本絵莉子もベース&コーラスの福岡晃子もへっちゃらな感じ。初めての武道館を楽しんでいるかのように見える。「ハナノユメ」の始まりこそ、多少おっかなビックリだったが、すぐに立て直す。声もよく出ているし、リズムセクションのビートもいい。

アーティスト写真  チャットモンチ-のライブを観ていていつも感じるのは、"普段、よく練習しているんだろうな"ということ。どんな状況に追い込まれても、決められたフレーズをキッチリと弾くには練習しかない。アドリブ性には乏しいが、楽曲とアレンジの太い骨格を確実に表現している。また、彼女達がこれまで対バンしてきたのは、エッジの尖ったバンドばかりで、そうした修羅場の経験が、この武道館のライヴでは活きている。歌い終わって橋本がニッコリ笑ったのには驚かされた。最初のアドバンテージはチャットモンチ-が取ったことを確認した瞬間だった。
アーティスト写真  2曲目「ツマサキ」でメンバーを映し出していたスクリーンが消えた。演出の力を借りずに、3人で演るしかない。ボーカルにも演奏にも緊張が走る。この曲ではチャットモンチ-の大きな魅力の一つである〈コーラスワーク〉が威力を発揮。橋本と高橋のゴールデン・ハーモニーが武道館に響き渡る。「DEMO、恋はサーカス」は橋本の声の軽快さと高橋のドラミングの重さが好対照を描く。「惚たる蛍」ではステージ全面に星球が灯って、幻想的な雰囲気が醸し出された。
  ここまで一気に飛ばす3人。後のMCで福岡が語っていたが、これら頭に演った4曲は1stミニアルバムに収められている初期のナンバー。地元のライブハウスでずっと演奏していたのだが、お客さんが2、3人のこともあったという。だからこの序盤は、大切な曲達を武道館で披露出来た歓びに溢れていたのだった。

アーティスト写真  さて、ここからが正念場。聴かせる曲が6曲並ぶ。バックライトを多用した照明以外、何の演出もない。正直、ギリギリの演奏内容だった。だがチャットモンチ-は持ち前の真摯さで、武道館のオーディエンスを楽しませていた。  難関を乗り切った高橋が、快活に話し出す。「みんな、楽しんでるー?私んちはおとうさん、おかあさん、親戚が来てて、昨日は私の部屋でパーティ。ライブ前日で私は飲めないのに、ビールをいっぱい持ってきてくれて(笑) 。友達も遠くから来てくれて嬉しいです」。客席からメンバーの名前を呼ぶ声が聞こえると、橋本が「あー、サヤカの声だあ」と声を上げる。チャットモンチ-ならではのアットホームなやり取りに会場は大笑い。福岡の仕切りで、会場を二分しての恒例のコーラス対決が始まる。ポップな「手のなるほうへ」が、さらにポップに変身する。すっかりペースをつかんだチャットモンチ-の快進撃。高橋はドラムを叩きながら会場をグルっと見回して満足そう。福岡は思い切りリズムを楽しんでベースを弾く。橋本も「とび魚のバタフライ」で切れの良いスカ・ビートをギターで刻む。テンポの速い曲で橋本の声はイキイキし、福岡&高橋のコーラスも最大限の力を発揮。バンド本来の良さがここで爆発した。

アーティスト写真 ベスト・パフォーマンスは「バスロマンス」だった。橋本がトレースする美しいメロディと、サウンドのハードなロック・スピリットのマッチングは、チャットモンチ-の唯一無二の個性。ステージを左右に走り回ることなしに、音の力で会場を盛り上げていたのは立派だった。
  曲が終わって、橋本がギターを持ち替える。その時、シルエットで見えたのだが、ギターを持ってきたスタッフと彼女のあまりの身長差に改めて"ちっちぇー"と驚愕。その小さな身体のどこから、この武道館を揺らすパワーが出てくるのかを思うと、また感動してしまった。「次の曲は、上京してすぐに出来たので思い入れがあります」と福岡が言い、「世界が終わる夜に」が始まった。太くくすんだギター、ゴツゴツしたベースとドラム。粗いが勢いのあるサウンド。これがチャットモンチ-・スタイル。ずっと前に観た初クアトロでのライヴを想い出して、熱くなった。
 「残り3曲。ちゃんと汗をかいて、『SEA BLEEZE』を使うように!」とちゃっかりタイアップのCMをしながら「真夜中遊園地」。メッセージを込めた「親知らず」。そして最後は、音楽性豊かな「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」。リズムも展開も複雑な曲を最後に持ってくる度胸に感心。チャットモンチ-は初武道館を見事にやってのけたのだった。

アンコールはステージ上方から花吹雪が舞う中、「サラバ青春」をプレイ。3人が自分達の目にそれを焼きつけるように演奏していたのが、深く印象に残った。彼女達の一度しかない初武道館を目撃出来て、本当に良かった。

あれ? そういえば「東京ハチミツオーケストラ」、演ってないな。一番好きな曲なのに...。あれ?あれ?と思っているうちに、3人は満面の笑顔でステージを去っていった。ま、いっか。初武道館の大成功、おめでとう!


レポート:平山雄一 / 撮影:古渓一道

メンバー

1.  ハナノユメ
2.  ツマサキ
3.  DEMO、恋はサーカス
4.  惚たる蛍
5.  恋の煙
6.  湯気
7.  さよならGoodbye
8.  Y氏の夕方
9.  終わりなきBGM
10. ひとりだけ
11. 手のなるほうへ
12. Make Up! Make UP!
13. とび魚のバタフライ
14. バスロマンス
15. 世界が終わる夜に
16. シャングリラ
17. 風吹けば恋 (新曲 : 「SEA BLEEZE」CMソング 2008年初夏リリース予定曲)
18. 真夜中遊園地
19. 親知らず
20. ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
    Encoal
    En. サラバ青春

Live Photo


インフォメーション


CDジャケット   NEW SINGLE
「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」
KSCL-1150
\1,223(Tax in)
2008.2.27 ON SALE
[Ki/oon Records]

   
CDジャケット   『チャットモンチー レストラン スープ』
KSBL-5901
\4,515(Tax in)
2008.2.27 ON SALE
[Ki/oon Records]

   

【Live Information】

2008.05.05 (Mon)
ZEPP TOKYO
「20th J-WAVE LIVE ~SPRING!」
w / GRAPEVINE / スガ シカオ

2008.05.22(Thu)
Zepp Tokyo
「Bent Beat Special 08~踊る大演奏会 事件はBENTで起きてるんじゃない~」
w / PUFFY、FLOW

2008.06.20(Fri)
ZEPP TOKYO
「Hot Stuff Promotion 30th Anniversary 『 BLACK AND BLUE 』」
w / スチャダラパー

2008.07.14(Mon)
Zepp Osaka
「若若男女サマーツアー'08」

2008.07.16(Wed)
JCB HALL

2008.07.18(Fri)
Zepp Sapporo

>>オフィシャルサイト

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